こんにちは。ポタガール小島利恵です。

7月の3連休に「しまなみ海道」を走ってきました。
しまなみ海道とは、広島県尾道市から向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島などを
経て愛媛県今治市までを結ぶ西瀬戸自動車道の愛称です。

ポタガールをはじめ、多くのサイクリストがよく訪れているしまなみ海道ですが、
今回は橋めぐりをテーマにレポートします!


【アプローチ】

アプローチからトラブル発生。

四国に台風11号が接近。
当初、東京(有明港)から徳島へフェリーで移動する予定でしたが、
出発前日にフェリーの欠航がきまり、急きょ車で現地入りするとに。。。

台風が通過したら、四国方面への道路交通網は大丈夫だろうと考えたのが大誤算で、
高速道路が宝塚でストップ!!

やむなく宝塚で高速をおりて宿を探すものの、あいにくの天気でホテルはとれず、
急遽サウナに宿泊!!

サウナが女子力満点で、癒されました。


【しまなみ海道1日目】

翌朝。雨はあがり、今日こそ、しまなみ!!と車で尾道を目指します。
途中、吉備サービスエリアで腹ごしらえ。

そろそろ尾道だ!

尾道といえば、自転車乗りに有名な「ONOMICHI U2」です。
ホテルのほか、GIANTショップ、レストラン、お土産をいろいろ買えるセレクトショップも併設。

ちょっと前にポタガールのさおりんとまさみんがONOMICHI U2へお邪魔していたので、ポタガールジャージを着て店内をフラフラしていると

『また、埼玉から来たんですか??』

とマネージャーの井上さんに声をかけられました。

おススメのお土産など、いろいろと教えてもらいました。
このあたりで採れたり、つくられているお土産が集まっています。
(実は、帰りにも寄ったのですが、他の島で買ってきたものが、ここでも売ってるじゃないですか!!)

お買いものに熱中しすぎて、ONOMICHI U2を出発したのは午後2時近くでした。
今日は一緒に来ている友人のお父様の実家がある大島を目指します。

まず、向島に渡船で渡りました。渡船でご一緒したサイクリストは海外からの旅行客や沖縄の方たちでした。

向島と因島を結ぶ因島大橋。
全長1,270mの吊橋で中央支間長770mは完成時には日本一の長さだったとか。

持ち上げてみました(笑)

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因島でははっさく大福で有名な「はっさく屋」さんがあるので、
エネルギー補給に立ち寄りました。

しまなみ海道を走ったことがある人に『あれは食べてこなきゃ!』と勧められたので、
とっても楽しみにしていました。

なんと八朔(はっさく)は因島発祥。
そのはっさくの実と白餡のハーモニーが楽しめる大福です。

旨さの決め手は、はっさくの苦味でしょう。
白餡がすっきりと甘くて、これなら3つくらい余裕でいけそうです(笑)

のんびりしていると日が暮れちゃうので、先を急ぎます。

続きまして、因島と生口島を結ぶ生口橋。
日本で4番目に長い斜張橋です。

f_ikuchishima

生口橋を渡ったあとは、生口島北側の海沿いを走ります。
海の向こうの佐木島を横目で見つつ、海に浮かぶ島の景色を堪能します。

さて、お待ちかねの栄養補給タイム。 目指すは、「ドルチェ瀬戸田本店」です。

地元の柑橘類を使ったジェラートが沢山あります。

迷う。。。

迷いに迷って、クリームパンで有名な八天堂とコラボのアイスなくりーむパンにしました。

暑い時期、外で食べるジェラートは溶けるのが早いか?食べるのが早いか?
気温とのバトルになりがちですが、アイスなくりーむパンはこの時期でものんびりと美味しさを堪能できる、素晴らしいパンでした。

あんまりのんびりしていると、日が暮れてしまうので、またまた先を急ぎます。

生口島の海岸線には、瀬戸田サンセットビーチがあり、キャンプもできます。
最近ポタガールのメンバーがはまっている自転車でキャンプも楽しいだろうなぁと思いつつ、
今回はがまん。

先を急ぎすぎて、多々羅大橋の入り口をスルー。

はい、ミスコースです(涙)

しかし、そのお陰でこの辺りが「レモン谷」と呼ばれていることを知りました。
すごい数のレモンの木に感激です。 感激しながら、戻ります。
多々羅大橋の入り口目印は、このレモンでした。

生口島と大三島を結ぶ多々羅大橋は、広島県と愛媛県の県境にかかる国内最長の斜張橋です。

走っていると、主塔付近で「泣き龍」という看板が目に留まり・・・止まってみました。

拍子木も置いてあります。
支柱の下で拍子木を叩くと、『パーン』と大きな音が反響しながら空に昇っていきます。

日光東照宮薬師堂の泣き龍と同じ原理だそうです。
スルーしていくサイクリストもいましたが、これは面白いので是非お試しください。

大三島に渡ると、休憩のため道の駅多々羅しまなみ公園に寄りました。
「まずは水分補給を♪」と自販機に近づくと、しまなみスペシャルな自販機でした。

道の駅に着いた時から気になっていたのは、
横断幕に大きく書かれているサイクリストの聖地の文字。

気になるので行ってみると、サイクリストの聖地の記念碑がありました。
薄暗くなってきた時間帯なので日中の喧騒はなく、ひっそりとしています。
やった〜!ライバル無しで撮り放題!!

サイクルスタンドのポーズが楽しいので真似してみたり。

実際にはこのように使用します。
(サイクルスタンドの真似が忙しくて使用例の写真を撮るのを忘れてしまいました(笑) 道の駅「伯方S・Cパーク」で同じデザインのサイクルスタンドを使用している写真を友人から提供してもらいました。)

しかし、あまりのんびりもしていられません。
今日の目的地大島まであと、橋が二つ残っているし、辺りもだんだん暗くなってきました。

伯方島に渡るため、大三島橋へ向かいます。
この橋はしまなみ海道のなかで最初に架けられた全長328mのアーチ橋です。

暗くなってきて焦ったあまり、大三島橋でのマイ写真を撮り忘れました(笑)

今日の最終目的地の大島を目指し、本日最後の橋 伯方・大島大橋を渡ります。

伯方・大島大橋は伯方島と見近島の間に架かる伯方橋(桁橋)と、見近島と大島との間に架かる大島大橋(吊橋)の二種類の違うタイプの橋が一本になっている珍しい二連橋です。

写真は伯方方面から伯方橋を望む写真。

途中、見近島へ降りる遊歩道がありましたが、今回はそんな余裕がありませんでした(泣)

とうとう本日のゴール、大島に上陸!すっかり日が暮れてしまいました。


【しまなみ海道2日目】

昨日、大島に着いた時は日が暮れていたので、朝早く起きて島内をポタリング。

海が近いので、砂浜を歩いたり、

造船所の廃墟を発見したり。

村上水軍博物館。
埼玉応援団のメンバーの一人でもある和田竜さんの「村上海賊の娘」が本屋大賞を受賞したこともあって、しまなみ海道は自転車だけでなく、村上水軍ブームでも活気づいているとか。

今回は、写真だけ撮って終了。
だって時間ないんだもん。。。

と言いながら、宮窪地域のスーパーで買い食い。
地元では子供からお年寄りまでみんなに愛されているミルクセーキのフローズン、美味しすぎです。

栄養補給が完了したので、来島海峡大橋を目指します。

立派な鬼瓦を発見!

今治市菊間地域では今から約750年も前からいぶし瓦の製造が始まりました。
今では菊間瓦という名で愛媛県を代表する伝統工芸品として知られています。
そのせいか、島内では瓦の立派な家が多く立ち並んでいました。

来島海峡大橋までは緩い登り坂がつづきます。
ロードバイクではあまり苦になりませんでしたが、途中で出会ったレンタサイクルの親子連れの子どもがいじけてました(笑)

大島はその名のとおり大島石の産地としても有名。
石文化運動公園の前には、こんな石の魚が泳いでいました。

橋の看板は見えるけど、まだまだ遠いなぁ。。。
と思っていると、ようやく来島海峡大橋に到着。

3つの長大橋梁により構成された世界初の3連吊り橋です。
昨日の晴天とうってかわっての曇空。

惜しい。。。

途中、馬島に降りてみたかったのですが、今回は時間の関係で降りられず。残念!

そして、今回の旅のゴール今治市サイクリングターミナル 「サンライズ糸山」に無事到着!

ここに展示されている蒔絵のロードバイクは一見の価値あり。

お土産コーナーでは、都市伝説蛇口からみかんジュースのイラスト入りバックが販売されていました。

せっかく来たので、愛媛県イメージアップキャラクターみきゃんと記念撮影。
しまなみ海道橋めぐり、コンプリート!!

ちなみに私、みきゃんにもさいたまっちにも似てると言われます。
ゆるキャラってことなんでしょうか?(笑)

とうとう夏休みも後半になってしまいました。
遅めの夏休みを取得して、自転車旅を計画されている方の参考になればうれしいです。

夏だからこそ、自転車旅を楽しみませんか☆
 


<今回ご紹介したグルメスポット>

「はっさく屋」

営業時間:8:00-17:00 日曜営業
定休日:月曜日
住所:広島県尾道市因島大浜町246-1
 

「ドルチェ瀬戸田本店」

営業時間:10:00-日没 日曜営業
定休日:無休
住所:広島県尾道市瀬戸田町林20-8 

「CVS SEKI」

住所:愛媛県今治市宮窪町宮窪1617-2

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